仕事内容

陸員業務の例(海務・環境安全Gr)

陸員業務の例(海務・環境安全Gr)
陸員業務の例(海務・環境安全Gr)

ターミナルオフィサーとは?

船舶業務部 海務・環境安全グループ内の海務パートでは、ターミナルオフィサーが4班3交代制の24時間体制で勤務しています。

大型タンカーが喜入基地に入港すると、原油桟橋で荷役作業(原油を陸上タンクとタンカー間で輸送する作業)が行われます。原油の荷役は火災や漏油など重大なリスクを伴うため、わずかなミスも大事故につながりかねません。

ターミナルオフィサーは、原油の荷役作業を現場で指揮・調整する専門職として、常に安全かつ確実な作業を徹底し、24時間体制で安全管理にあたっています。

具体的な業務内容は?

ターミナルオフィサーは、安全・品質・効率すべてを管理する重要なポジションです。その日の天候や船舶の大きさ、荷役スケジュールに応じて、柔軟な判断と対応力が求められます。

原油輸送には多くの関係者が関わり、産油国から喜入へ、喜入から国内へと日々タンカーで運ばれていきます。ターミナルオフィサーは、これらのタンカーの積み込みや荷下ろし作業を監督し、作業が円滑に進むよう現場をリードします。

また、業務には英語でのコミュニケーションも求められますが、会社の補助で英会話教室に通うこともでき、専門用語を覚えればほとんどの業務に対応できます。

仕事の魅力・やりがいは?

ターミナルオフィサーは、自らの判断が荷役の安全を左右する責任の大きな仕事です。不測の事態が発生することもありますが、日頃から訓練を重ね、冷静に対処できる体制を整えています。また、安全な荷役のためには周囲との信頼と連携が不可欠であり、チームワークで業務をやり遂げることに大きなやりがいがあります。

この仕事はENEOSグループのサプライチェーンに直結するため、業務を無事に終えたときには達成感もあります。さらに、日本のエネルギー輸送の一端を担っているという誇りを持てる仕事です。

1日の流れ(例)

8:00~出社・タンカーの入出港スケジュール確認
前の勤務者からの引継ぎ
8:30~在港タンカーの荷役作業立会い、出港前の手仕舞い作業
10:30~タンカーの出港対応
出港後は、事務所にて事務作業や昼食
13:30~タンカーの入港作業支援
入港後は、荷役作業立会い
15:45~事務所へ戻り次の勤務者への引継ぎ
16:00~業務終了・帰宅


船員業務の例(喜入 船舶Gr)

船員業務の例(喜入 船舶Gr)
船員業務の例(喜入 船舶Gr)

船員の働き方は?

船舶グループには約50名の船員が在籍し、12班のチーム体制で24時間、タグボートや作業船の運航を行っています。

勤務は8時間ごとの交替制で、業務日と休日が一定のサイクルで巡るため、個人のスケジュールも立てやすく、安定した働き方が可能です。

具体的な業務内容は?

勤務開始後に作業スケジュールで一日の全体業務を確認し、船長を中心に担当業務の打合せを行った上で各班の担当業務を行います。作業環境は日々変わるため、気象・海象の状況や作業前の安全チェックも徹底した上で業務に取り掛かります。

メイン業務となるタンカーの入出港支援作業では、大型タンカーを安全に離着桟させるため、タグボートがムアリングマスターの指示に従い細やかな押し引き操作を、作業船は天候や海象に適応した綱取り作業を担います。すべての作業で「安全最優先」を徹底し、乗組員全員が丁寧かつ正確な業務遂行に努めています。

仕事の魅力・やりがいは?

船舶グループの業務はタンカーへの資機材の積み込み・運搬作業や、船陸間の通船業務など多岐にわたり、日々乗船する船種もタグボート・作業船・通船・油回収船とさまざまです。
そのため、船ごとに状況に応じた柔軟な対応が求められます。

幅広い業務を様々な船舶で経験できること、そしてチームごとに乗務員が役割を分担し、一体となって業務を遂行する達成感が、この仕事の大きなやりがいです。

1日の流れ(例)

8:00~出社・タンカーの入出港スケジュール確認
前の勤務者からの引継ぎ
8:15~船長を中心に作業前の安全チェック、作業内容確認
9:00~タグボート・作業船班による入港タンカーの着桟作業
11:00~着桟作業終了後、連続して出港タンカーの離桟作業
作業終了後、事務所に戻り昼食
13:00~通船班によるタンカー乗下船者の輸送作業
14:00~作業船班によるタンカーへの資機材積み込み作業
15:40~事務所へ戻り日報入力・次の勤務者への引継ぎ
16:00~業務終了・帰宅